会山行「塔ノ岳」2023年5月21日(日)

<行程>戸沢山荘前無料駐車場7:30/7:45 出発→正次郎ノ頭 9:38~9:40→新大日(茶屋)10:08~10:20→
木ノ又小屋 10:34→塔ノ岳 11:10~11:45→金冷し 12:00→花立山荘12:17~12:23→

天神尾根分岐 12:50→戸沢山荘前無料駐車場 14:05
<参加者>10人

今日は、厚い雲が頭上にありましたがテンクラ A を信じて出発。途中、雨が降ったり都夫良野トンネル手前では

薄日が射したりと空の変化と同じく道路にも変化が。目的地駐車場まではワイルドな道でタイヤの通る位置を確認

しながら揺れること 25 分、運転手さんは登山前から疲れたのではと心配してしまうほどの道です。昨年の鉢盛山林道を

思い出します。支度をしながら丹沢の獣人「ヤツ!」を心配しながらスタート。渡渉をして急登の登山道に取りつきます。
根っこと石車に気を付けて歩きます。気温は高くはないが湿度が高いようで黙々と登る額に汗が流れます。
途中、半そで半ズボンの肌のきれいな準高齢者と思われる一人の男性が勢いよく通り過ぎ「毎週、登っていれば

老人ホームには行かないよ」「ヒルは友達」という言葉を言ってハイスピードであっという間に姿が小さくなっていました。

あやかりたい !1000m を過ぎたあたりから鳥の声がにぎやかに聞こえてきて、鳥の声翻訳機が欲しくなります。
ツツジが咲いて山に色が差し、みんなの声も「きれい」とにぎやかな撮影会です。木道と石の多い登山道を繰り返し

新大日のあたりに来ると霧が濃くあたりは真っ白で眺望なく残念でしたが、花が増えて木道の左右にツツジ、

シロヤシオが咲き、さらにアセビも蕾、目に入らぬほどの小さなコケリンドウは花好き先輩に教えてもらって

目にゲット!言われなければわからなかった。塔ノ岳頂上はたくさんの人で想像していた通りでしたが、

ベンチがたくさんあって広くゆっくり座ることができました。隣の若者は水を 6L持ってきたと自分でも驚いていた。

そういえば「政次郎の頭」ピークでは女の子が 2Lのペットボトルをがぶ飲みしてた。都会に近いこともあり登山者も

若者が多い印象です。下山は木段を下りますが、すれ違いが多くかなりの人が登ってくるのには驚きです。
花立山荘には「かき氷」の旗が揺れていて、ついつい引き寄せられ自然と入口近くに立っていました。
唾を飲み込むようなメニューばかりです。塔ノ岳周辺は小屋が多いので泊まってみたいと思いました。
天神分岐から天神尾根に入りますが、荒れた登山道の標識があり慎重に下山します。
階段の丸太は崩れて丸太止めがむき出し、土が流れ傾斜がきつく根っこが階段代わりになっています。
さらに道が何本もあり、どの道を選択するか先を見ながら選んで進みます。最後はガレ場のようなつづら折の登山道を
下り、渡渉して駐車場へ到着です。「晴れていれば・・・」という残念な天気でしたが、いろいろな登山道を歩き盛りの花、
散って絨毯になっている花を見て楽しむメンバーを見て「ほんと、みんな花が大好きなんだ」と再認識する山旅でした。
※「新大日茶屋」1961 年に建てられ初代オーナーが「おやじ」と慕われていました。ご子息が 2 代目を継ぎましたが

健康上の理由で 2009 年休業、倒壊寸前となり 2023 年1 月ボランティアによる「表丹沢サンクスプロジェクト」として

小屋じまい解体されました。丹沢は大山にしか行ったことがなく、以前から行ってみたかった塔ノ岳に行けて嬉しかったです。

少しでも「バカ尾根」と呼ばれる道の大変さがわかりました。
https://www.youtube.com/watch?v=AxdqZyHJAik