会山行 「穂高岳縦走 」 2025年8月2日(土)~4日(月)
会山行「奥穂高岳~前穂高岳」
□参加者 8名 □標高 奥穂 3190m 前穂3090m
□二泊三日 小屋泊縦走
□交通手段 マイカー、タクシー
□行程
8/2(土)
富士宮市 5:00 == さわんど == 上高地
8:45出発 → 徳澤 →横尾 → 本谷橋 →
15:15 涸沢小屋〔泊〕
8/3(日)
泊地出発 5:00 → 穂高岳山荘 →
奥穂高岳 9:00 → 紀美子平 11:00 →
前穂高岳 11:45 → 雷鳥広場 →
岳沢小屋 15:50着 〔泊〕
8/4(月)
泊地出発 7:10 → 風穴 → 登山口 →
河童橋 9:40 = (タクシー移動) =
さわんど(温泉・昼食) == 富士宮市 17:00着
初日、8 時半 上高地 着、涼しい
前方に、これから向かう
穂高を見ながら歩き出す
天気も良く、山々が綺麗に見える
梓川は澄んで、時折魚影も見える
明神を過ぎ、徳沢もオシャレな観光地
沢山の人々で賑わう
横尾までは、ほとんど標高も上がらず散策気分
横尾避難小屋の所には、山岳警備隊の方がいて
登山届けの確認、ここからは登山道
吊り橋を渡り、暫くはなだらかだったけど
本谷橋を渡るとぐんぐんと標高を上げていく
14 時頃、S ガレの辺りから
ポツポツと雨が降り始める
涸沢ヒュッテと小屋の分岐を過ぎ
やっとカールが開け
今夜の小屋もテントも綺麗に見えてきた
あと少し・・が辛い
15:20 涸沢小屋に到着
夕飯までの時間はたっぷり
雨も上がり、青空となったので
カールを見下ろすデッキにて
明日めざす前穂高岳、釣り尾根を
眺めながらみんなで乾杯
2 日目は、涸沢小屋を 5 時に出発
ザイテングラートを経由して
奥穂高岳に向かう
岩ボコの道を歩き
ザイテングラートの取り付きで軽い朝食
トラバース気味の鎖場とハシゴが続き
リーダーの指示のもと
足の置き場を慎重に探す
左に巻くと小屋が見えるはず…
というリーダーの言葉に何度かだまされ
やっと穂高岳山荘に到着
2 度目の朝食休憩
山荘の前にそびえる岩壁のところでは
岐阜の警備隊の方が登山者を見守る
「ストックをしまってください」と声かけ
奥穂高岳までの50分も
急なハシゴやクサリが続き
慎重に慎重にと声を掛け合う
穂高神社の山宮が見えた時には
思わずバンザーイ!!
暫しの撮影会のあと、景色を楽しみ
奥穂高岳9時から、前穂高に向かう
岩壁沿いの幅の狭い道や、クサリ場
片側が欠けていたり、飛び出している岩に
苦戦しながら歩いていると
気の抜けない道の途中で
ライチョウの親子に遭遇
こういうご褒美はありがたい
紀美子平に到着し、ザックを置いて
身軽になって前穂高岳を目指す
足取りも軽くなり、25分で山頂到着
しかし、雲が上がってきて展望はイマイチ
紀美子平にデポしたザックの山と
遥か下界の涸沢カールを真下に見おろす
下山は更に、慎重に慎重に
登りよりも少し時間がかかったように感じる
紀美子平をあとにし
いよいよ激下りの重太郎新道
13:30 頃、雷鳥広場を過ぎた辺りで
雨が降り出し、ひどくなったり
少しおさまったりを繰り返し
我々はハシゴやクサリを繰り返し
滑りやすくなった足元にも気を遣い
緊張の連続
8 時間以上も歩き続けている足は
踏ん張りが効かなくなっている
岳沢小屋の赤い屋根が見えてきても
小屋に着きたい!という思いとは裏腹に
なかなか赤い小屋は近づいてくれない
15:50 岳沢小屋についたときには
ホッとしましたが、ずぶ濡れの衣類を
乾かしたい乾燥室は、既に到着していた
人たちのもので一杯…これには参りました
カレーバイキングの夕食が美味しかった♪
最終日、約2時間の下りを残すのみ
ゆったりと朝ごはんを食べ、身支度
前日までの疲れも見せず
樹林帯の中の細い道を下る
途中、地下から冷気が吹き出す
風穴という場所で小休止
汗の体に天然のクーラーが気持ち良い
ここでリーダーが「穂高岳の歌」を披露
心地よい良い冷気に乗せて
山の歌が次々と出る♪
登ってきた登山者に涼しい場所をゆずり
時折右手に岳沢の白い河原石が
見られるようになる
更に下るにつれ、傾斜が緩やかになり
ぬかるみが多くなる
木道が良く整備されている
周囲は太く立派な高木が多く
この辺りは上高地の原生林とのこと
岳沢登山口に出て、のんびりと梓川周辺を散策
梓川越しに遠く見上げる穂高岳の山並みは
登る前と下山後では見え方が変わっている
仲間と共に歩き繋いだ峰々を遠望し充足感に浸る
河童橋近くで林檎ソフトクリームを皆で堪能
息をきらして登り、
緊張して岩場を渡り、
雨にも打たれたが、
充実の素晴らしい3日間だった