会山行 「要害山~大蔵経寺山 」 2025年11月16日(日)
会山行「要害山~大蔵経寺山」( 山梨県・甲府市)
□参加者 9名
□標高 要害山(780m)~大蔵経寺山(715.5m)
□距離 13.24km □行動時間 約6時間
□交通手段 マイカー、タクシー
□行程
10/11(土)
富士宮市7:00 == 要害山登山口P 8:45着
8:50出発 → 要害山9:40 →
深草観音10:35 → 岩堂峠11:00 →
鹿穴11:45 → 深草山12:25(昼食休憩) →
大蔵経寺山13:40 → 石和温泉駅 14:40
<タクシー・車回収>15:50 ==
温泉(みさかの湯) == 市役所 18:30

「要害城は、1520年に武田信虎が
築いた山城で、緊急時に立てこもる
詰めの城としての役割を担っていました
信虎、信玄、勝頼と
三代にわたって使用され、
武田氏滅亡後も修築、再整備されました
遺構の保存状態がきわめて良く、
戦国期の山城の様相を今日に伝える
貴重な山城です」
と書かれた登山口の説明書きを読み、
戦国時代に名を馳せた武田家の歴史に
深く関わる要害山に、いざ出発!
「史跡境界」ここから山城としての遺構が
山頂までありますよという立て札のあと、
「土塁」「竪堀跡」「曲輪」「門跡」などの
立て札に「ホウ~」といちいち反応するメンバー
今日の山行は歴史好きが集まったようです
「不動曲輪」では、眼下に見える武田神社
(躑躅ヶ崎館―武田の居館)をながめて
「500 年前にいた人たちと同じ場所に
立っていると思うと感慨深い」との声
門跡を越えて広い場所に到着
そこが要害山の山頂
「武田信玄公生誕之地」の
石碑が建てられていますが
私たちは山の会ですから
草に埋もれた要害山の山頂標でパチリ

そこから深草観音までは
黄色や赤の紅葉を楽しみながら歩きます
しかし、落ち葉や斜面のトラバース道に
滑らないかと気を遣うことに
そのうえ、所々に大型動物(熊?)らしき
ものの〇〇〇や動物が滑り降りた跡などがあり
獣臭がしないかと、くんくんしながら進んでいく
だんだん森の様子が変わってきて
苔むす岩々(しかも巨岩)に森の雰囲気が
幽玄さを増し(少々恐ろしくもあり)
あの奥の方から何か出てきそうだなぁ
と思っているうちに、深草観音に到着
断崖にかけられた 17mの長さの梯子は
立ち入り禁止の黄色いテープがはられ
今回は登ることができませんでした
観音堂の岩穴には、小屋横から登り
記帳ノートに「あさぎり山の会9名
山行の安全を願ってお参り」と残しました
ご本尊は麓の積翠寺に安置されているそうです

その後、最高点の鹿穴を目指す
ルートを探しながらの地味な登り下りを
繰り返し、岩堂峠で一休み
とうとう鹿穴(しかあなと書いてししあな)到着
もう少しお昼を我慢して
深草山の広い山頂にてランチタイム
今日のコースは低山とはいえロングコース
大蔵教寺山が遙か向こうに見え、
「ここまででいいよね」と弱音もとびだす
それでもお腹を満たし、頂上に杉の木立の見える
大蔵教寺山に向けて出発
大蔵経寺山まではアップダウンなく
最後の紅葉を楽しむうちに、到着

下山ルートの途中には、葛飾北斎の
富嶽三十六景のひとつ「甲州伊沢暁」が
描かれた場所がありましたが、富士山は雲の中
石和駅到着後、タクシーで登山口の車を回収
七五三で賑わう武田神社周辺で
混み合っていたようでした
本日も楽しい山行ができました
ありがとうございました
