会山行 「白馬岳~小蓮華山 」 2025年6月28日(土)~29日(日)

会山行「白馬岳~小蓮華山 」 (北アルプス)

□参加者 5名 □標高 2932m
□大雪渓~白馬大池、小屋泊縦走
□交通手段 マイカー、タクシー、バス

□行程
6/28(土)
富士宮市 4:00==八方第三P〈タクシー移動〉
猿倉臨時駐車場 7:50出発 → 猿倉荘 →
白馬尻小屋 9:15(アイゼン装着) →
<大雪渓>→ 岩室12:15(昼食休憩) →
頂上宿舎 → 白馬山荘 15:30 〔泊〕

6/29(日)
泊地 6:00 → 白馬岳山頂 6:10 →
三国境 → 小蓮華山 →白馬大池 →
乗鞍岳 10:30 → 残雪横断入渓 →
天狗原 → 栂池ビジターセンター12:37
= ロープウェー = 栂池高原駅 = バス =
→八方BT → 第三駐車場 →
温泉 → 富士宮市 20:30帰着

白馬大雪渓は例年 7 月になると
雪渓が切れ登れなくなる事が多かった。
今年は通行止めになる前を狙い
6月(最終土日)に計画。

登山口までの道路(猿倉線)に
道路の崩壊箇所が確認され
通行止めも危惧されたが、
猿倉荘手前 1km まで
タクシー送迎が可能となり、
崩壊箇所の復旧工事区間を経て
徒歩20 分ほどで猿倉荘登山口に到着。

白馬尻までは夏道、残雪道を繰り返す。
登山道わきには雪解けを待って咲く
ショウジョウバカマ、シラネアオイ、
サンカヨウ、キヌガサソウ、
ニリンソウなどが目を楽しませてくれる。

1 時間ほどで白 馬尻 に到着し
ここでアイゼン装着、入渓する。
ルートには薄くベンガラの
赤いラインが描かれている。
初めは緩かったが
傾斜も登るごとにきつくなる。
標高差で 350m ほど上げ、休憩。
その後は 1 時間に一度のペースで
休憩タイム。
岩室跡(葱平)を過ぎても雪渓は
繋がっており標高 2550m で
夏道に合流しアイゼンを外す。

夏道の周囲は正にお花畑。
ハクサンイチゲ、ウルップソウ、
ミヤマキンバイなどが咲き乱れていた。

再び雪渓が現れ頂上宿舎直下まで続いた。
山荘前のオープンテラスで剣岳を
見ながらのお疲れ山ビールはサイコウ。

二日目、4 時 50 分剣岳と
隣の毛勝三山がモルゲンに染まり始めた。
標高 2999m の剣岳の存在感は
他を圧倒していた。

朝食を済ませ白馬岳の頂上へ。
今日も朝から快晴。
昨日登った大雪渓を眺め
あんな急なところをよく登ったもんだ
と他人事のように感心する。
白馬三山、立山、槍~穂高の稜線
そして朝日~雪倉のゼブラ模様
大展望を脳裏に刻み白馬大池に向かった。

小蓮華山手前には小雪渓が残り
大池はまだ半分程度が雪で覆われ、
夏道の湖畔路も雪渓の
トラバースに変わっていた。
雪の下から覗くエメラルド色の
湖水が印象的だった。

乗鞍岳から天狗原に下るゴロゴロ岩は
雪に埋もれ、雪渓で繋がり
怖いくらいの急坂となっていた。
その先はアイゼン装着で慎重に下った。
木道に乗りホッと一息入れる。
水辺には水芭蕉の花が咲き、
ワタスゲが一面を覆う風景に癒される。

栂池ヒュッテで下山ソフトを頂き
ロープウェーで高原駅へ、
路線バスを乗り継いで
八方の駐車場に戻った。
「大雪渓を登る」の目論見は
天気にも恵まれて大成功となり
記憶に残る山行となった。 <おわり>