県連交流ハイク㏌八高山

3年前の会山行では福用駅から登って家山駅へ下りた。今回は山の反対の掛川側から周回した。

登山口の黒俣には他の会の人達も三々五々集まってきた。挨拶を交わし会ごとに出発。

歩き出す前に地図で現在地を確認し、コンパスを合わせた。車道を歩くこと数分で神社手前から

山道に入った。入口に八高山へと案内する標識が立っていた。今回登りに使うこのルートは地形図に

徒歩道は載っていない。山頂まで尾根沿いに歩いて行く。この後も要所要所に案内板があって

わかりやすかった。

まず、491.1mの三角点をめざした。道から少し外れてはいたががすぐにわかった。四等三角点。

「日当山」の山名板があった。でも、木に囲まれていて日は当たらない場所。

次の596mピークには小さな祠があった。次のピークには「小天狗の峰」の手書きの看板。

そして、812.8mの三角点。この三角点は前回来た時に確認したが、茂みをかき分けて探した

記憶がある。そのつもりで探すとすぐに見つけることができた。やはり四等三角点だった。

少し登ると分岐に出て、ここが「天狗の座敷」。八高山の山頂は目と鼻の先だ。

狭い山頂には県連の仲間がすでに何人か到着していた。少し霞んでいたが富士山が見えた。

ここには一等三角点があった。さすがに大きい。山頂は日も当たり展望もいいが、続々と登って

くるので、私たちは少し下った場所に移動してお昼にした。頃合いを見て白光神社に移動した。

寒いのでしっかり着込んで防寒対策をとった。まずは交流集会。県連理事長の挨拶のあと、

参加した各会が順番に会の紹介をした。続いて、県連教育遭対部ベルクシュタット委員会の

登山技術学習会が始まった。テーマは「ハイキング中のセルフレスキュー」。まず、事故発生から

救出に至るまでのセルフレスキューの流れの説明があった。次に実技。傷病者を安全な場所に

移動させる方法やザックを使って搬送するやり方などを教えてもらった。コロナ禍なので見学のみ。

昨年、長者ヶ岳で会の救急搬送訓練でやった内容とほぼ同じだったが、ザックを使っての搬送の時に

雨具の上着を使うやり方は参考になった。また、頭で知っていても実際にはできないことがある。

訓練を繰り返すことでいざという時に体が動くと思う。約1時間の交流集会と学習会が終了し、

それぞれの会ごとに下山を開始した。

私たちは周回するので登りとは違う方向へ進んだ。分岐で、進む方向を南から西に変えて林道を

横切った。ポイントではコンパスで向きを確認したり地形図で現在地確認を行った。車道に出て

少し進んだ場所にある363mの三角点をチェック。四等三角点。ここから登山口までは車道を

歩くこと約20分くらいだった。

今回の県連交流集会はいつもの各会の紹介だけでなくベルクの学習会もあった。

コロナ禍でなければみんなで実技もできたと思う。今後も、他の会の方と実際に交流できる内容を

企画して欲しいと思った。

八高山からの展望

白光神社で交流集会

ザックをつないで搬送

ザックを逆さにして背負う