清掃ハイク 「長者ヶ岳・天子ヶ岳」 2024年6月1日(土)
全国一斉清掃ハイク
長者ヶ岳・天子ヶ岳(静岡県 富士宮市)
□参加者 22名
□行程
市役所7:00=田貫湖東側登山口8:00→
長者ケ岳10:15(アピール文)→
天子ヶ岳11:30~12:30(昼食・清掃)→
→佐折登山口14:25~15:10
(ゴミ仕分け・計量・車回送) =市役所15:40
□ごみの収集量
不燃物 28.1kg
(ビン 19.5、カン 8.4、他 0.2)
可燃物 8.1kg 合計 36.2kg
□岳南朝日新聞 2024/06/09掲載
「ふるさとの山をきれいに」
労山(日本勤労者山岳連盟)は
毎年6月第1日曜日を
全国清掃登山の日と定めている
「あさぎり山の会」でも、毎年
クリーンハイクを実施していて、
今年も、会員が日ごろトレーニング
の場としてお世話になっている
長者ヶ岳・天子ヶ岳で行うことにした
ゴミ袋、トング、しょいこなどを
それぞれが持ち
田貫湖東側登山口から登り始める。
長年クリーンハイクに取り組んできた
成果か、今では登山道のゴミは
本当に少なくなった
それでも宝探し競争のごとく
熱心な会員は、登山道から
脇の林の中に入り
投げ込まれた空き缶や
半ば土に埋もれたゴミを
掘り起すなどして拾い集めてくる
その様子を目にした登山者が
「山をきれいにしてくれるのを
見て感動した、ありがとう」と
声を掛けてくださり
こちらもうれしくなった
出会った登山者に
“全国一斉クリーンハイクへの呼びかけ”
のチラシを手渡し、長者ヶ岳山頂では
アピール文の読み合わせをして
自然保護活動への認識を再確認
休憩ののち天子ヶ岳へ
ここまでの登山道にはほとんど
ゴミがなかったが、天子の山頂には多い
なぜか? 昔はゴミを持ち帰らずに
埋めたようだ。長い間の雨で土が流され
埋められていたゴミが露出してきている
古いビンのかけらや錆びたカン
ビニールの類がいくらでも出てくる
一気に袋に溜まっていく
時間を区切り終了とし、昼食休憩にした
普段の登山ではここでピストンだが
今日は佐折登山口へ向かう
急な下りが続く
収集物を背負ってくれた男性陣に感謝
登山道沿いのコアジサイが
薄紫の花をたくさんつけ
疲れてきた私たちを励ましてくれていた
佐折登山口に着きゴミの分別、計量をする
ビンが多いこともあって36kgもあった
週明けに清掃センターへ搬送しました
これからのクリーンハイクは
単なるゴミ拾いではなく
クリーンハイクを行うことで
多くの登山者が地域の山の
環境や課題に気づき、
多面的な自然保護活動を広げていく
ことが重要ではないだろうか
(担当:自然保護部)